Digtal Harinezumi 2.0 その夏少年は毎日釣り竿を海に向けた。 魚は釣れなかった。 ただ ただ 潮風に吹かれ 押し寄せる波を 見つめていた。 海中に潜り込んだ針先から 釣り糸を通じて にぎりしめた釣り竿を震わす。 つんつん ぷるぷる ぷるる そうやって少年…
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